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ニューハーフヘルス(6)
運動をして体が熱くなるのとは違う。弥生さんの指が俺の身体に作用して
そこから、本質的に変わってしまった自分の中の女としての性が
身体をどんどんと熱く、高ぶらせていった・・・・
身体全体が紅潮して、それでもアソコや胸の感度はその昂りに
飲まれることなく、いやむしろ鋭利なまでに敏感になっていった・・・
そんな初めての経験を言葉ではなく、脳裏で反芻するのに数秒。
はっきりした意識を取り戻すまで少し時間が掛かった。
また、これもはっきりした意識ではないが、なにか、こう、
誰かにしがみつきたいような、もたれかかりたいような気持ちが
自分の中に生まれているのを呆けた眼の裏側で、感じたような気がした。

「・・・あらあら。グッタリしちゃって・・・って弥生姉さん!?」
恭子さんの声にようやく反応することができて、ふっと恭子さんの顔を見る。
恭子さんの視線は俺の足元・・・ではない。もう少し上。空。

そこにいるのは・・・
いつもは女性然として楚々としている弥生さんは目を血走らせ、
息は荒く吐き出され、いても経ってもいられないという表情で
ただ、一点を見つめていた。いつもは流麗なしぐさで隠されていたはずの
男としての強靭な筋肉すら浮き上がっているように見えて、
自分が男だったときは女性のように見えていた弥生さんは今、明らかに
女の殻を脱ぎ捨てた男であり、実際の姿かたちよりもはるかに大きく見えた。
弥生さんの姿が実際よりも大きく見えたのはもちろん、自分が小さく
弱い立場になってしまっているから、というのもあろう。
先程まで男二人にいいようにされていたときは、ありえない事態故の
混乱と興奮の中で己の状態をよく掴めていなかった(今も掴み切れていないが)

しかし、一度女性としての絶頂の場に飛ばされた今となっては
さっきよりも少し落ち着いた事と、悔しいことに女性としての弱い肉体に
脳が少しばかり適応してしまったことで、二人の男の大きさ、強さを認識してしまった


それはもはや、恐怖に近いものと言えた。
「なぁ・・・・いいだろ」
弥生さんの口から明らかに男としての欲望がそのままに自分に向けられている。
中腰になり、右手をその男性器に添えて自分に向かって少しづつ近づいて来ている。
俺も男だったんだ。次は一気に歩幅を縮めて、あの男性器を挿入されるに違いない。
それぐらいのことはわかる。わかるからこそ、怖い。怖くてたまらない。
弥生さんの男性器は大きかった。男だったときの自分のモノより若干大きい程度だが
これが自分を貫いてしまうという事が半ば、現実的になった今では
そんな実際に見えている大きさなんかどうでもよく、感覚として感じる
とてつもない大きさに脳裏を翻弄されるばかりだった。
少しづつ、近づいてくる弥生さんの下半身から目を離すことができない。
口の中にたまった唾液を思い切り飲み込んだ。双方が双方の性器を見つめながら
感覚が次第に詰められていく。・・・・・駄目だ!
俺は思わず、脱力した身体に力を入れて、弥生さんを押しのけた。
「う、うわ、うわぁ・・・!」
声にもならない妙な声を出して、壁沿いに跳んで背中を打った。
鈍い痛みよりも「早くしなきゃ」という気持ちに駈られて
丸められた自分の服を必死に着た。上手く着ることが出来ない。
男だったときにサイズが合っていた服はかなりゆるい。しかしどうでも良かった。
この場から逃げられれば。弥生さん、恭子さんの目を見ることが出来ない。
飛び掛ってくるだろうか?いいんだろうか?動転した気持ちでなんとか服をまとい
なんとか口から出た言葉は「早退させてもらっていいですか!?」の一言。

そこでようやく二人の顔を見ることができた。
驚きの中にある恭子さん。驚きに加えて失望の表情を浮かべた弥生さん。
返事も聞かないままに俺は携帯電話を掴んで、店の外への走り出した。
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tsf小説 | 11:29:23 | Trackback(0) | Comments(0)
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